Gentry Larsson Approach

こんばんは!
渋谷・中目黒・代官山のピラティス&マスターストレッチトレーニングスタジオ
高田聖子です🍊

さて、先日『ピラティスワンデイセミナー』を開催しました。

午前の部は『イブジェントリーのプレピラティス』
午後の部は『イブのプレからクラシカルへつなげるフローピラティス』


まず午前の部
BESJピラティスのルーツであるイブ・ジェントリー先生のプレピラティスを
胸椎の回旋にフォーカスしながら深めていきました。

 

 

 

 

 

 

 



仰向けで膝を立て、足を左右にふって背骨を回旋するニースウェイというムーブメント。
とてもシンプルなムーブメントですが、少し足の位置を変えたり、首や手の動きを加えていくだけで
身体の中の動きが変わってきます。

セミナーではペアワークで互いの動きを観察したり、動きの感覚をシェアすることで
回旋のメカニズムをしっかりと深堀りしていきました。

背骨を回旋するムーブメントですが、そこから股関節・脚・足、肩甲帯・腕との連動を観ていくと、
その方のお身体の状態(得意不得意)がクリアに浮かび上がってきます。

イブのアプローチは
Therapeutic(怪我をしない、疲れない、消耗させないで強くする)がコンセプト。
そのためにも、関節をゆるめ、連動させることを丁寧に行っていきます。

今回のセミナーでは、それを徹底的に自分自身の身体で感じていったため、
『新たな感覚の発見がたくさんあった!』と多くの方がおっしゃっていました。

私は個人的にシンプルなことを徹底的に深堀りしていく面白さにとてもワクワクしました!
そういった力が付くことは、あれこれと知識をやみくもに増やすことよりも、
身体を探求する世界が無限大に広がっていくと実感したからです。


そして午後の部は、フローピラティス。
午前で学んだイブのプレから徐々に身体を目覚めさせ、
ラストにはダイナミックなアドバンスムーブメントへと展開していきました。

 

 

 

 

 

 

 

 


60分間、ひたすら流れの中で動いていくには、身体のパフォーマンスもなのですが、
しっかりとした集中力が必要となります。

今回は、できないものがあったり、テンポについていけない場合も、
あえて流れを止めて解説してしまうことはしませんでした。
なぜなら、イブは『自分がどう感じるか』を大切にされていたからです。

ジョセフ氏のクラシカルピラティスは
とてもストリクトでハードなものなのですが、そのルールの中で動くことで
自分の足りないとことに気づき、身体がそれに対応していく力をつけていきます。

一方イブのスタイルは、ファイトせず、できるだけ快適にナチュラルに
身体をプログレッションさせていきます。

一見、真逆のアプローチのようにみえるのですが、
フローで動くことにより二つのアプローチの共通点が見えてきたように思います。
結局は、自分の身体の中にない通り道を見つけるのは、自分自身でしかないということ。

ご参加いただいた方からは、
『気持ちよく動けて、いつも苦手なムーブメントも流れの中でやったらできた』
というものもあれば、
『速さについていけないところもあり大変だった(笑)。が、自分の脳と身体がそれだけつながっていないという気づきがあったのと、すごく集中力を使った。』 
というお声もあり、

ジェイ・グライムス先生の
”If you’re always comfortable, nothing’s gonna change.”
という言葉を思い出しました。

ピラティスを通し、エクササイズだけでなく、なにか少し哲学的なものに触れることができた一日になったように感じます🍊
まだまだまだまだピラティスの探求は続きます✨✊

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

 

【お問い合わせ】
アランチャ ピラティス スタジオ
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