ドクターの声

戸田貴子さん
呼吸器内科医
“今回お話を伺ったのは呼吸器内科医の戸田さん。戸田さんは普段から患者様と向き合う中で感じることがあるそうです。それは健康を維持するための生活習慣の重要性。予防医学の観点からもピラティスは効果的だそうです。”
きっかけは小学生からの肩こり私は姿勢の悪い方でないと思っていましたが、肩こりがひどいのでもしかしたらこの姿勢に問題があるのではないかと考えました。マッサージにも通いましたが、根本的に治すための治療でないという認識があり、なにか良い方法はないかと常に考えていました。たまたま美容院で手にした雑誌でアランチャを知ってから一年半毎週通っています。姿勢改善や肩こりの軽減には時間がかかるだろうと思っていましたが、通い始めて数ヶ月でいままで全くなかった腹筋がつきお腹が固くなったのが面白くて通うのが楽しくなりましたね。今までの人生で腹筋がついたのは初めてです(笑)。

後悔している患者さんの声

仕事柄、お年寄りの患者さんに接することがおおいのですが、運動不足や筋力不足などが原因で骨がすかすかで、転んで骨折して寝たきりの患者様もいらっしゃいます。おおくの患者さんが後悔している姿を見ると、私は少しでもそうならないように元気なうちから運動しておくべきだと思いました。胃がんや乳がんのように事前に防ぐことが難しい病気もありますが、肺がんや成人病はタバコをやめたり、食生活に気をつけることでだいぶ病気になるリスクを減らせます。日本でも高齢化が進み、これからはますます、自分の責任で自分の体を扱わなくてはいけないと思います。不自由なく生活していける体を作っていくことや自分の体と上手に付き合う術を身につけておくことは、老後のためにお金を貯めるのと同様に大切なことです。誰でも体は衰えていくもの、少なくとも準備をせずに老いてから後悔するのであれば、今から準備するのが良いと思います。

生活習慣のコツを教えてもらう

アランチャの先生は解剖学や筋肉に関する知識が豊富です。例えば、歩くときにここを意識したら、もっと有効に筋肉が使えるでしょう。というアドバイスを貰えば、今日からはじめても良いし、10年間やってもいいです。アランチャでは体や筋肉を上手に使うコツを教えてくれます。それを一つずつ覚えていけば先生が居なくてもその知識をつかって心掛けが出来る。それはとっても心強いことですし、なにより生活が生き生きしてきます。先生方はそれぞれ教え方は違いますが、根本は同じで分かりやすいのでとても良いです。とくにマンツーマンのレッスンは自分に合った体の使い方を丁寧に説明してもらえるのでとても気に入っています。

心の変化と認識の違い

私の場合は、胸を反れば、背筋が伸びていれば姿勢が良いと思っていました。どういうものが姿勢の良いことなのかきちんと分かっていなかったんですね。今では、心もアライメントも、そして、姿勢を良くするということの“良い姿勢”というのを認識できるようになりました。呼吸が浅いということもここに来るまでは気づきませんでした。今は、肩が内旋(内側に丸まっている状態)のときなど姿勢を正すように、また鞄は左右交互に持つなど日頃から注意するようになりました。アランチャに通い始めて自分の体に“気づき”があったことが本当に大きい変化です。完全に肩こりが無くなったわけではないですが、気長に無理なくトレーニングを続けていきたいです。

ピラティスは頭で考えて、納得して、やりがいを感じる人にオススメ

ピラティスは自分の体に興味を持っている人、探求したい人にオススメですね。ここを使うとこういう体に仕上がるという論理的で医学的なメソッドです。ですので、頭で考えて、納得して、やりがいを感じる人にオススメです。漠然と一日1km泳いだら良いというのではなく、体をこういうふうに使うと、こういう結果になって、ここの関節がこういうふうに使えるから、結果としてこうなるというように筋道たててトレーニングできます。そういう方が理解しやすいし、やる気が出るという方にオススメです。あとはマラソンをはじめて膝を傷めたとか、平泳ぎで股関節を傷めたとかって耳にしますが、こういった怪我の予防にもピラティスが役立つと思います。逆に今すぐに痩せたい、ダイエットしたいという方にはあまりオススメできませんね。ダイエット目的であれば食事療法もして、ウォーキングやジョギングもして、ピラティスもやって、とやらないと効果がでないと思います。週に一回ピラティスしているだけではすぐに体重を大きく落とすことは無理だと思います。

知ることがはじめの一歩

自分の体の健康や美しい姿勢を意識することが大切ですが、これって知らないと意識できないですね。なので、まず指摘してもらって、意識を変えてもらって、そこに結果がちょろちょろとついてくる。いずれ良くなってくれれば良いというくらいの気長さも必要かと思います。また例え話になりますが、知るということは、タバコが体に悪いということで終わらず、何故いけないのか、どんな弊害が起きるのか、結果どんな病気になるのか。きちんと理解できているということです。ここまで理解できた上で吸うのは本人の自由かもしれません。しかし、今は良いけど30年後に肺の病気になり、病院へ車で家族に送り迎えしてもらう、医療費の負担も増える。その可能性があるならば自分だけの問題ではなくなってきます。これからは予防医学をもっと浸透させていくことも私たち医者の大切な仕事だと考えています。怪我や関節を傷めないようにする、予防医学の観点からもアランチャで提供される知識とメソッドはすばらしいと思います。

秋山友紀子さん
医療法人愛医州会アイランド眼科 院長
日本眼科学会認定専門医
“秋山さんは新宿にあるアイランド眼科の院長さんです。目の専門家から見てピラティスって目の健康に効果ありますか?率直にその辺を伺ってみました。ポイントは目の筋肉は直接マッサージ出来ないので血液の循環を良くすることが大切で、そのためにピラティスが効果的だそうです。”アランチャに通うきっかけは?

ネイルサロンで雑誌を見てアランチャを知りました。ちょうど何か始めたいと思っていて。そんな時に誌面で紹介されていたアランチャのマスターストレッチが気になったのですね。マスターストレッチの写真が載っていて、これってどんなものなのかなぁと思って、その日のうちに体験レッスンを申し込んで、そのまま2年ほど通っています。私はサボリ癖があるのでこんなに続いているのが不思議です。

気に入っていただいている点はどこでしょうか?

先生と髪型の話になって、その時どこでパーマかけているのって話をしたら先生のお母様と同じ美容院だったこともあり、話が弾んだりして。身体を鍛えるということもあるけど、話しながらわいわい出来るのがよくて、皆さんユニークで話題が豊富なので話がつきないですね。他のスタジオとはだいぶ違うと思います。アランチャのレッスンでは先生が私の身体の動きをしっかり見てくれる。これがとても貴重です。今までもバレエなど習っていて、けれどそこのグループレッスンでは、たまに回ってきた先生に見てもらえる程度で、終始しっかり動きを見てもらえるは初めてだったので、それも嬉しくって。こんなにしっかり見てくれるし、おしゃべりも楽しいし、本格的だし。そんなこんな思っているうちに通っています。
マンツーマンがやっぱり良い気がします。2対1ぐらいでもとても良いですね。アランチャの先生は解剖学がしっかりしているから、他のスタジオと比べてアプローチが全然違う。私の痛みがどこから来ているのかということをすごく見てくれて。おそらく原因はここだろうと。ジムの先生ではなかなかそこまで勉強している先生はいないのではと感じます。

秋山さんは眼科医がご専門ですが、専門家の目から見てピラティスやマスターストレッチは目の疲れや、予防に効果はあるのですか?

ピラティスもマスターストレッチも、私は眼精疲労の対策になると思います。眼精疲労とは、目のピントを合わせている筋肉が疲れることで起きます。この筋肉をコントロールしているのが自律神経なので、体調が悪ければその活動が悪くなるからピントが合いにくくなる。寝不足だと視力が落ちるのは、この影響もあります。なので、自律神経が整うと眼精疲労はよくなりますね。
あと筋肉そのものについての話。同じ所ばかり見ていると、目のピントを合わせる筋肉が凝り固まってしまうので、それ以外の所を見ようとすると筋肉がうまく動かず、ピントが合わなくなるのです。なので、目の筋肉をほぐすことが必要になりますが、直接マッサージすることは無理ですので、なるべく目を動かして循環を良くすることが大切です。近くをみる作業をしているときは、20分に1回20秒間遠くを見るとか、目をぐるぐる動かす体操をして目の筋肉が凝らないように予防することを私は推奨しています。あと、目の血管は首の血管に繋がっているので、首の血液の循環が悪いと眼精疲労も悪化します。だから首や肩の運動も大事。それと、目の周りのリンパの流れも首に繋がっているから、首・肩の運動はむくみ・くまの改善にもなるかと思います。まとめると、ピラティスやマスターストレッチで、首にかぎらず全身の循環が良くなり体調が整えば、目の働きも自ずと良くなるということです。
ピラティスは呼吸をメインにゆっくりと負荷をかけて全身を動かして行くので、走ったり泳いだりするのとは違って、関節や筋肉に余計な負担をかけずに全身の血流の循環を良くできる。ゆっくりと体温が上がってきてじんわりと汗をかき、負担も少ないので、運動が苦手な方でも始めやすいと思います。ピラティスの中でも、首と肩を暖めストレッチさせるムーブメントがいくつもあるので、自分に合うものをチョイスして続けるのがおすすめです。
あと他の病気のお話しをすると、もしかしたら緑内障にも有効かもしれません。緑内障には色々なタイプがあるのですが、その1つに、目の眼圧が高くなって、目の神経が傷み、視野が欠けてくるタイプの緑内障があります。眼圧が高いと目の神経の循環が悪化して、神経が傷むのではという説があるので、血液の循環をよくすることは大切だと思います。首・肩周りのマッサージをすると、マッサージ前に比べて、マッサージ後の方が眼圧が下がるため、それを治療の一つとして取り入れている先生もいらっしゃいます。こういうことも考えると、緑内障の眼圧管理にもピラティスを効果的に取り入れることも可能だと思います。

その他にも、運動が目の病気の予防になることはありますか?

適度な運動が予防に繋がるという目の病気はいくつかあると思います。生活習慣病の代表ですが、糖尿病の予防は眼科医としてとても重要だと思います。長年糖尿病を放置していると、目の血管がボロボロになって来て、目の中に出血や網膜剥離を起こし失明してしまう糖尿病網膜症という病気があります。これは、きちんと糖尿病初期に食事・運動療法で治療することで防げるものです。激しい運動が苦手な方に、負荷の少ないピラティスは是非お薦めしたいと思います。
あと近年、加齢黄斑変性症という目の病気が増えています。昔より、食生活が欧米化してきたことや、パソコンや携帯など光を見る時間が増えきていることが関係しているのではないかと言われています。この病気は、本来ないはずの新生血管が網膜の下側に出来てしまい、そこから出血したり、血液の成分が漏れることで網膜がむくんで視力が低下します。予防として、魚を中心とした和食が良いといわれているのと、タバコは良くないといわれています。若い方には起きない病気なので、適度な運動で身体を若く保つことも予防に繋がるかもしれないですね。